へぼてんブログ

めっちゃ楽しそうなのに下手なおっさんとして天文趣味の裾野を広げます!

電子観望で右往左往

昨日は全天が薄曇りぽかったのですが、電子観望をしていました。
薄曇りでも、腫れてると気持ちいいので。

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薄曇りな全天カメラ画像。神山天文台様の設備だよ。

もやーんと薄曇っているせいか、ピントの山も捉えにくく、極軸合わせツールもsolvedにならないことが多くて時間がかかりました。極軸あわせに40分ほど?雲の向こうの星を見つけろって無茶を強いてる訳で、SharpCapくんはよくやってくれています。

アライメントはテケトーな明るめの星を入れていくのですが、今回の成果はカストルくんです。

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アライメント中のカストルくん

よく知らなかったのですが、この子、二重星なんでしょうか?
Stellariumさんに確認すると二重星らしいです。

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Stellariumさんは二重星といってる

Livestackして見やすくすると確かにさっきの所に星があるんですが、(拡大しています)

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Livestackして見やすくなったカストルくん

8時方向にもう1個あるんですよね?

その時はアライメント中だったので「???」のまま流しましたが、Livestack前のをAstrometry.netでアノテーションしてもらうと、こんな感じ。

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Astrometry.netでアノテーション

Skysafariで同じエリアを表示するとこんな感じ。

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Skysafariだと、こう。

Livestackして拡大したのと同じエリアをSkysafariで表示すると、こう。
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……これ、カストルくんの二重星じゃないね?
Skysafariで、さらに拡大すると、こう。

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カストルくんの二重星はこっち

はじめに「二重星なの?」と思ったのは10時方向に丸つけたTYC 2453-1918-1で、「8時方向にもう1個ある?」と思ったのは四角で囲んだTYC 2453-0454-1みたいです。

本物のカストルBくんはもっと近かった!(角距離4秒)

二重星とやらをしっかり見てみたいなーと思ったりするのですが、もうちょっと離れたやつから挑戦するのがよさそうです。
はじめに「二重星?」と思ったTYC 2453-1918-1との角距離は1分11秒。
30秒くらい離れた重星がたくさんあるようなので、まずはそっちから!
ananscience.jp